【スマホゲーム市場動向】 βテスト実施タイトル定点観測~オリジナルタイトルから人気IPまで実施タイトル増加中~

absuke absuke
2015/07/07 (Tue)
スマホゲーム集客


【スマホゲーム市場動向】 βテスト実施タイトル定点観測~オリジナルタイトルから人気IPまで実施タイトル増加中~

-はじめに-

4月中旬にスマホゲーム市場の動向として、
βテストを実施しているタイトルが増えていることをお伝えしましたが、
あれから約3か月が経過しました。
その後βテストを実施している(た)タイトルを改めて調べてみました。

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▲4月下旬~7月上旬に実施されたβテスト一覧(※ABC調べ)

3か月前の実施状況との違い

前回調査時の実施状況数と比べてみると、
2014年12月~2015年4月中旬に募集していたタイトルは12タイトル。
今回2015年4月下旬~7月上旬に募集していたタイトルは20タイトルにのぼりました。

サンプル数こそまだ多くはないものの、
着実に増加傾向にあるといえそうです。
また前回調査時と比べ、クローズドβテストだけではなく、
オープンβテストを実施しているタイトルが増えています。

オープンβ版の配布方法はタイトルによりさまざま

オープンβテストでは、
「トーラムオンライン」のようにapkファイルを独自配布しているパターンや、
GooglePlayのβ機能を使用しているパターン、
ゲームギフトのテストマーケティングサービス「サキプレ」を利用しているパターンなど、
さまざまです。
また、実施期間は短いながら、複数回実施しているタイトルも出てきました。

ゲームバランスへの意見やバグ発見をユーザーにうまく促すケースも

6月にクローズドβテストを実施していた「LINEウパルサガ」では、
参加者全員にゲーム内通貨をプレゼントしたり、
バグ情報提供やゲーム改善に関してのご意見送付者に
プレミアムガチャチケットをプレゼントしており、
ユーザーにゲームを楽しんでもらいつつも、
ユーザーが意見を出しやすいように、インセンティブを付与する工夫もされていました。

参加者特典の運用に工夫しているタイトルも

また、「音速少女隊」のように、本来なら課金して楽しむ“スカウトガチャ”を、
1日最大30回まで無料でできる仕組みを備えた事例もありました。(※1)
これは、βテスト参加者の特典として実装しているもので、
スカウトで出現した戦姫の中から1体を「パートナー」として登録することで、
正式版リリース時には、登録したパートナーを受け取ることができる(※2)という仕様です。
単純なゲームバランスやバグチェック、サーバー負荷確認にとどまらない、
運用の工夫がみられます。

※1:ベータ版のスカウトは1セットあたり3回まで無料でプレイできるが、
Twitterでシェアすることにより2 セット目以降もプレイ可能となっている。
1日最大10セット(最大30回)までプレイ可能。
※2:スカウトで出現した戦姫の中から1 体を「パートナー」として登録することで、
正式版のチュートリアル完了後、登録したパートナーを受け取ることができる。

事前予約とセットで行うケースも

現在テスター募集中の「妖怪ウォッチ ぷにぷに」では、テスター募集と事前予約をセットで実施しており、
今後、同タイトルのように、βテストの実施が事前予約とセットで行われていくタイトルが
増えていく可能性も感じさせられます。

また、「妖怪ウォッチ」のような人気IP系や、
「ファイナルファンタジーグランドマスターズ」のような、
人気タイトルシリーズの新作などでも実施されており、
βテストの実施は、今後、オリジナルタイトルにとどまらず、
幅広いタイトルで活用されていくことが感じられます。

まとめ

今回は、前回の定点観測からから3か月経過し、
βテストを実施しているタイトル数を比較してみました。

実はβテストの告知方法も事前予約施策と同様に
プレスリリースや、Web、Twitterとタイトルによって異なっており、
その告知方法も多様化していく事が考えられます。

次回の定点観測では、βテストの告知方法についても
比較していこうと思います。