[開発秘話]事前予約「ハヤトク」に発注頂いたタイトルが半月で終了したトラウマ。だから初動の成功確率を上げることにコミットする

absuke absuke
2015/09/03 (Thu)
スマホゲーム集客


[開発秘話]事前予約「ハヤトク」に発注頂いたタイトルが半月で終了したトラウマ。だから初動の成功確率を上げることにコミットする

-はじめに-

先日8月26日にAppBroadCastセミナーが開催されました。
その中で、アプリリリース前のβテストメニューである「サキプレ」の取り組みを紹介しました。
今回は本セミナーでの「サキプレ」に関する発表内容をまとめました。

 

-「ハヤトク」に20,000件以上の発注頂いたプロジェクトが終了した。だからAppBroadCastは「サキプレ」を作った-

ゲームのコンテンツが急激に増加し、またゲームに対してユーザの求めるハードルが上がったこと、
リリース時のバグ未修正・トラブルなどで、事前予約が10万件集まっても初動で上手くいかないタイトルが顕在化しはじめました。
その中で去年「ハヤトク」に20,000件以上の発注頂いたタイトルがありましたが、
バグ・サーバ負荷・ゲームバランスなど様々な要因により、レビューが2点台となり初動での追加プロモーションが打てず、
結果として数値が伸びず実質半月でそのプロジェクトは終了しました。
そのゲーム会社様は10万を超える事前予約数を見て当然ながら大変期待していたためにそのショックもまた大きいものでした。

このようなことがあり「ハヤトク」だけではプロモーション支援に限界を感じました。
そして、タイトルの成功を支援するためにはリリース時点の完成度に踏み込んで提案をしなければいけないと痛感しました。
なぜなら、現在新規リリースタイトルの開発費は億単位になっており、
それに事前予約など初期プロモーションの費用を加えると初動で失敗した場合には数億超の損失が発生します。
タイトルの成功確率を上げるためには、ゲームユーザのニーズを適切にとらえる必要があります。
様々な試行錯誤を繰り返しながら、ユーザの声を聞くためには実際にゲームを遊んでいただくことが一番だという結論に到達し、βテストのメニューとして「サキプレ」をつくり、2015年春にリリースをしました。

 

売上を形成する課金ユーザの声をサキプレでリリース前に聞くことができる-

βテストの重要性に関しては、直近でβテストを実施するアプリが急激に増えていることからも理解いただける方が多いと思います。

βテスト実施数

しかし、単にβテストを実施すれば良いというわけではなく、
ビジネス視点で考えると売上がなくてはタイトルが成り立ちません。
課金ゲーマーから売上が上がるのであれば、そのターゲットが大量にいる場所でβテストをすることが最適になります。
ゲームギフトでは毎月スマホゲームに課金するユーザが全体の約4割いますので
(ゲームギフトユーザ向けのアンケート結果から)そのユーザに向けてのβテストを行うことで、
課金ユーザの声を聞くことができタイトル成功に貢献できると考えました。

βテストユーザ層

結論としては、事前予約を実施されるなら、リリース前に課金ゲーマーに先行プレイしてもらうことをお勧めいたします。

 

-サキプレはいったい何に役立っているのか?利用ゲーム会社様へのインタビューからわかるサキプレの強み-

サキプレはこのように課金ゲームユーザをダイレクトに集められるという代え難い特徴がありますが、
アンケートによってβテストユーザから丁寧なフィードバックが受けられるという特徴もあります。
アンケート回答率は高い場合40%超、低くても15%ほどです。そしてゲームをやらされてではなく、
自ら進んでプレイするために回答品質も高い結果が出ています。
さらにβテスト終了後には、弊社側で作成したアンケートレポートをすぐに提出しますので、
ゲーム会社様の手間は取らせません。

サキプレはいったいどのように役立っているのか?実際にサキプレをご利用頂いた会社様にインタビューを行ったところ、
リリース前のゲーム会社の社内では、リリース予定日までの作業時間に追われ、βテストは実施したいがβテストを行う様々な手間がないということでした。
サキプレをご利用いただいた会社様から見ると、「サキプレは手作業を全部やってくれるので作業負荷が一切かからず、
アンケート結果によって客観的な指標ができたことで社内外コミュニケーションも円滑になるため、
有料でも価格以上の価値がある」ということでした。(参照:【インタビュー】「βテストによって客観的なデータが得られ、リリースに向け殺気立ったチーム内のコミュニケーション指標ができる」:崑崙日本副社長の北阪氏に聞く
”リリース直前の特有の状況”を解決するためにサキプレは活用されていたのです。

 

-サキプレを実施することでタイトルの成功確率を上げることができる-

また一方で「サキプレ自体は良い商品だと思うし、そもそもβテストはやってみたいけど、
フィードバックを見て悪かったところを直す覚悟まで持てるかどうかという問題がある・・・」という声もあり、
リリース直前のゲーム会社様の状況を考えると理解できます。
しかし、事前予約で何万件も集まっているなら、そのユーザの期待に応えることが成功への最短距離だということを強く言いたいと思います。
スマホゲーム、特にGooglePlayストアでは初動が大切であり、初動頑張れば成功も見えますが、
失敗すると数億の損失と今までの努力も無駄になると思います。
「覚悟をどう出すのか?」これについてはどう解決して良いかわかりません。
ただし、後の祭りになる前の選択は今しかできないのです。
なにより事実として、サキプレ実施後は、マーケターのみならず、開発者の方から感謝されています。

 

-βテスト市場の急激な拡大は事前予約市場の拡大の再現を予感させる-

2015年7月のGooglePlayのゲームランキングを見ると、興味深い事実がわかります。
7月にリリースされ新着ランキングTOP100に入ったタイトルは約1,400タイトルあり、
そのうちリリース後21日後に売上ランキングのTOP100に入ったタイトルは0.5%の7タイトルとなっていました。
手前味噌で恐縮ですが、さらにその7タイトルを見てみるとβテスト「サキプレ」実施タイトルが3タイトルもありました。(また7タイトルのうち2タイトルはIPタイトルとなっていました。)

ファクト

売上ランキング上位に入るための必須プロモーションとして、数年前から事前予約を行うタイトルが急激に増えましたが、
βテストもプロモーション成功確率を上げるものとして徐々に一般的になるかもしれませんね。

 

○サキプレに関するお問い合わせはこちら