【アプリ市場調査】スマホゲームの”BIG3”「ガンホー」、「コロプラ」、「ミクシィ」の直近3年の広告宣伝費を比較

absuke absuke
2015/09/14 (Mon)
スマホゲーム集客


【アプリ市場調査】スマホゲームの”BIG3”「ガンホー」、「コロプラ」、「ミクシィ」の直近3年の広告宣伝費を比較

■はじめに

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社が2012年9月18日に『パズル&ドラゴンズ』のAndroid版を配信開始し、配信開始から約3年を迎えます。(iOS版は2012年2月20日に配信開始)
配信開始から約一か月後の10月15日には『パズル&ドラゴンズ』初のテレビCMを全国放送を開始し、2013年4月29日には「パズドラファン感謝祭」というパズドラ初のオフラインイベントを開催しました。

『パズル&ドラゴンズ』がTVCMを開始した当時は、スマホゲームでTVCMを実施することは珍しいことでしたが、
今では多くのスマホゲーム会社がTVCMやオフラインイベントを行っています。
地域によっても差はあると思いますが、最近は生活のなかでスマホゲームの広告に触れる機会も増えたと感じるかたも多いのではないでしょうか。

今回の記事ではスマホゲーム会社の「広告」に注目したいと思います。
調査対象としてGooglePlayおよびAppStoreの売上ランキングの上位を占めている
ガンホー、コロプラ、ミクシィに関して、直近3年の広告宣伝費を振り返ってみたいと思います。

3社のなかで最も多く広告費を使っているのはガンホーで最大で40億円超

広告宣伝費推移
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各社広告宣伝費の四半期毎の推移を見ていると上のグラフのようになります。各社、業績が急激に伸びた時期(ヒットタイトルがリリースされた時期)が異なるため、広告宣伝費の推移も異なりますが、最も多く広告宣伝費を使ってるのはガンホーということがわかります。最も多い額を見ると、2013年の10-12月期に40億円台の費用を投じています。

最も大きく広告宣伝費を投じた時期と額を各社で比較してみると、下記のようになりました。

・ガンホー ⇒13年10-12月 44億9,800万円
・コロプラ ⇒15年1-3月 29億2,400万円
・ミクシィ ⇒15年4-6月 21億1,700万円

また広告宣伝費を多く使う時期という視点で見ると、
当初はある程度は時期的な傾向が出ると考えていたのですが、一定の時期に偏ることはありませんでした。

■コロプラはTVCMによるプロモーションを重要視

ガンホー、コロプラ、ミクシィに関して、四半期毎に広告宣伝費と広告宣伝の主なトピックスをまとめたものが下記になります。(ネットなどのプロモーションはおえていないため、TVCMなどのマス広告系やコラボレーション企画などの大規模な広告宣伝トピックスに限定されています)

各社広告宣伝トピックスガンホー
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各社広告宣伝トピックスコロプラ
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各社広告宣伝トピックスミクシィ
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※主なトピックスは各社プレスリリース参照

またTVCMを実施したスマホゲームタイトルで調べてみると、下記のようになりました。

・ガンホー ⇒ 5タイトル
(『パズル&ドラゴンズ』、『ケリ姫スイーツ』、『ピコットキングダム』、『サモンズボード』、『ディバインゲート』)
・コロプラ ⇒ 8タイトル
(『黒猫のウィズ』、『プロ野球PRIDE』、『蒼の三国志』、『スリングショットブレイブス』、『合体RPG 魔女のニーナとツチクレの戦士』、『ほしの島のにゃんこ』、『白猫プロジェクト』、『バトルガールハイスクール』)
・ミクシィ ⇒ 1タイトル
(『モンスターストライク』)

各社の傾向で見ると、コロプラはTVCM実施タイトルが7タイトルと最も多くなっています。
特に新規リリースしたタイトルに関して翌四半期にTVCMを出稿する傾向が確認できます。
『黒猫のウィズ』や『白猫プロジェクト』という売上上位タイトルの継続的なTVCMの出稿だけでなく、
新規アプリのプロモーションにおいてもTVCMでの集客を重要視していることがわかります。

一方でガンホーとミクシィはそれぞれ、『パズル&ドラゴンズ』と『モンスターストライク』の
売上上位タイトルの継続的なTVCM出稿を行うとともに、
以前からリアルイベントやコラボレーションにも力を入れていることがわかります。

各社の広告宣伝に注目してみると会社によって特色があり非常に興味深いものとなりました。
引き続き、広告宣伝という視点でスマホゲーム各社に注目してみたいと思います。