2015年12月期の純利益が昨年同期比で2.1倍の高成長となった「Happy Elements」、昨年の動きから好調の起因を振り返る!

absuke absuke
2016/04/27 (Wed)
スマホゲーム集客


2015年12月期の純利益が昨年同期比で2.1倍の高成長となった「Happy Elements」、昨年の動きから好調の起因を振り返る!

中国系ゲームデベロッパーの中でも日本において、
知名度が高いデベロッパー「Happy Elements」の決算が先日出ました。

2015年12月期の純利益が昨年同期比で2.1倍の高成長を遂げており、
功を奏した要因が何なのか、昨年の動きを振り返ってみたいと思います。

◆2015年12月期含む決算推移

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※官報より数字引用

純利益ベースですが、先述した通り 綺麗な成長グラフとなっています。2015年12月期伸びています。
純利益:18億7,400万円(前期:8億9,100万円)。昨対比でいくと2.1倍、2年前対比だと約8倍となります。

◆成長の起因は「あんさんぶるスターズ!」のヒット

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▲Happy Elementsコーポレートサイトより

2015年12月期の成長の起因は昨年4月にリリースした「あんさんぶるスターズ!」が大きく挙げられます。
事前登録者が15万人超のアイドル育成ゲームは、リリース前から単独ラジオ番組が開始されるなど
盛り上がりを見せました。

”ライセンス展開も”

リリースから2ヵ月後には、漫画、公式ムック本、音楽 CD などの
各種メディアミックスやグッズ化などの最近ゲーム業界でも増えてきたライセンス展開を開始、
ゲームから派生した動きも早々と仕掛けていった点に注力度合を感じますし、
課金以外のマネタイズにおける柱を作りにいく攻めの姿勢は見張るものがあるのではないでしょうか。

◆2014年リリースの「メルクストーリア」も好調

とはいえ「あんさんぶるスターズ!」だけではありません。
2014年にリリースした「メルクストーリア」も日本350万DL&全世界1000万DLを2015年4月に突破。
ヒットアプリ「にゃんこ大戦争」とのコラボイベント等の多数のイベント実施も奏功したようです。

◆選択と集中

上記2点はリリースやイベント実施の情報ですが、一方でサービスクローズのお知らせも2タイトルで出ています。
「光速軌道アバタードライブ」と「マジョカ†マジョルナ」の2タイトルは昨期でサービスが終了。
状況や市場を見た上での判断となると思いますが、同社の選択と集中の動きが垣間見えます。

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”選択と集中”は、リリースにも表れています。
昨年12月末に発表した「Happy Elements、新規 2 タイトルおよび主力 2 タイトルの今後の展開を発表」と題した
リリースでは、文字通り、注力タイトルの今後について説明しています。
あまり見ないリリースタイトルですが、リソース投下の集中化を表しているリリースといえます。

その中で、弊社βテストを採用した新規タイトル「ラストピリオド-終わりなき螺旋の物語-」は、
KADOKAWAとの協業における公式ノベルの発売を発表。同時に事前登録キャンペーンも始めました。

”舞台化やアニメ化も決定”

勢いに乗る「あんさんぶるスターズ!」は、2016年6月にマーベラスによる舞台化、
そしてアニメ化も発表されています。ゲームだけに留まらず、様々なチャネル展開の動きが伺えます。
プロモーションを活発に行うゲームタイトルはあれど、
ここまで活発且つ多彩なチャネル展開はあまり類を見ないかと思います。

アニメ化含むライセンス展開の他に、リアルでの舞台展開は面白い取り組みですね。
今後スマホゲーム業界でもこうした動きが出てくる可能性が大いにあると思います。

今期は、こうした仕掛けが具現化していくため、数字面での飛躍が期待されます。
2年前に立ち上げた、アニメーション領域をはじめとしたデジタルコンテンツの中国展開を行う子会社である
「Happy Elements Asia Pacific」の動きも引き続き気になります。

マネタイズが多様化しているHappy Elementsから目が離せないです。l