上場から1年が経過したスマホゲーム関連会社のシリコンスタジオ、Aiming、モバイルファクトリーの3社のこの1年の動向を調査!

absuke absuke
2016/05/31 (Tue)
スマホゲーム集客


上場から1年が経過したスマホゲーム関連会社のシリコンスタジオ、Aiming、モバイルファクトリーの3社のこの1年の動向を調査!

ここ数年でスマホゲーム企業が上場するシーンも多く見かけるようになりました。
今回は1年前に上場したスマホゲーム関連3社の上場後1年の動向を見てみたいと思います。

取り挙げるのは下記3社。いずれも約1年前に上場を果たしています。

シリコンスタジオ…2015年2月23日
Aiming…2015年3月25日
モバイルファクトリー…2015年3月26日

 

◆シリコンスタジオ

図1

まずは数字から見ていきます。
この1年売上は拡大傾向でしたが、利益においてはやや苦しんだ1年だったように思えます。

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▲15年11月期通期決算資料より

上記にある通り、メイン事業である開発支援やコンテンツにてやや苦戦したようです。
派遣がメイン(92.5%)の人材事業は増収増益。

開発支援に関しては、大型案件の失注や主要プロジェクトの遅延が、減益に影響した模様です。
ミドルウェア導入案件の開発期間長期化の傾向もあり、直近の利益面で影響がある可能性があるものの、
6月にスマホゲーム対応の次世代ゲームエンジン「Xenko」のリリースも予定されているため、新たな数字貢献に期待が掛かります。

”収益の安定化が期待されるコンテンツ事業”

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コンテンツ事業は、広告宣伝費投下による影響での減益となっていますが、
2014年9月にリリースした「刻のイシュタリア」が好調に推移している模様で、
今期もどこまで数字貢献できるかが気になるところです。

また、全体として海外比率が48%と高く、リスク分散を行っているのが特徴的です。
今後は国内を超えそうな見通しです。また、今期はRPGゲームを軸にしたゲーム制作や他社IPとの協業も模索中で、
今後の新規タイトルが収益率改善のカギとなりそうです。

 

◆Aiming

図2

上場時と比較して、受託案件の終了や主力の共同タイトル不調もあり減収減益となっています。

”ログレスは中国本土へ進出”

主力の「ログレス」は、MAUやRDAUが下降トレンドではありますが、他社コラボの新規プロモーションの実施など、
テコ入れ施策を継続的に行っています。また、海外においても安定運用となっているようです。
台湾や香港、マカオといった地域での展開を行ってきていますが、中国本土へSKYMOONS社を通しての配信が決定しています。

”新規の仕込みタイトルは11タイトル”

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▲16年12月期1Q決算資料より

今後の展望として、MMOジャンルを中心に11タイトル(予定)が控えております。
2Q以降での新規タイトルリリース進捗に期待が掛かりそうです。
中国のマーケットを注視していることから、新規タイトルの中国本土での展開に注力していく可能性はありそうです。

 

◆モバイルファクトリー

図3

モバイルファクトリーは、上場時から順調に推移を続けています。
直近1Qも最高益を記録するなど、売上・利益ともに成長を遂げています。

”位置ゲームが大きく成長した1年”

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▲16年12月期1Q決算資料より

上記2枚のスライドにもある通り、1年前と比較して売上構成に変化が出ています。
売上でソーシャルアプリ事業がコンテンツ事業を超えました。

また、ソーシャルアプリ事業において位置ゲームの売上が上場時の2倍以上となっています。
この1年は岩手県との連携に見るように、多くのコラボイベントを仕掛けてきており、その結果が数字に繋がってきているものと思われます。

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今後に関しても方針が出ていますが、「位置ゲームNo,1企業」を目指し、位置ゲーム最注力となっています。
この1年の成功事例を基に、地方自治体との連携や鉄道事業者との連携が続々出てくるものと思われます。

 

以上、3社のこの1年の動向と今後の展望になります。
各社、数字進捗は様々ですが、それぞれ異なる事業構成となっており、
今後の市場変化によっては、事業構成比の変化などが出てくる可能性が多いにあります。

VRなどの新規領域が登場してきておりますが、そうした状況に応じた打ち手が常に求められるのもスマホゲーム業界の醍醐味であると思います。
引き続き、動向を追っていければと思います。


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