スマホゲームの平均的な息の長さは、大ヒットタイトルで2年くらい、ヒットタイトルで1年くらい!?ヒットタイトルから見るスマホゲームの息の長さ

absuke absuke
2016/06/20 (Mon)
スマホゲーム集客


スマホゲームの平均的な息の長さは、大ヒットタイトルで2年くらい、ヒットタイトルで1年くらい!?ヒットタイトルから見るスマホゲームの息の長さ

引き続き盛り上がりを見せているスマホゲーム市場。
沢山のタイトルが生まれている裏側で、ヒットあり撤退ありの激しい市場でもあります。

今回フォーカスしてみたいのは、ゲームの息の長さについて。
各社あの手この手でユーザーに楽しんでもらえる運用を行っていますが、
どんなヒットタイトルでもずっと人気を維持するのは容易ではないです。

今回は、MAU等の開示がある3社を例に挙げて見ていきたいと思います。

 

ゲーム1
▲ガンホー2016年12月期 第1四半期連結業績補足資料より

上記は、ガンホーの「パズル&ドラゴンズ」の日本国内におけるMAU・課金率推移になります。

2012年2月20日にiOS版を、9月18日にAndroid版をそれぞれリリースしたパズドラですが、
MAUが伸びたのが両OSが揃い、TVCMを開始した2012年の10月あたりです。
課金率はピーク時比較で見ると現状はやや減少しておりますが、概ね大きな変動はなく推移してそうです。

リリース(2012年2月20日にiOS版/9月18日にAndroid版)

ピーク(2014年1-3月頃)
2014年9月頃からダウントレンドも、2015年11月あたりから下げ止まり感があります

グラフから読み取ってまとめますと、上記のような流れになります。
リリースからピークで見ますと、大体2年くらいとなります。
もちろん、国内における大ヒットタイトルではありますので、引き続き多くのユーザーがプレイしているのは事実です。
また、MAUの維持・拡大として、様々な施策も打っています。(直近でいうとGPS活用の「パズドラレーダー」など)

 

ゲーム2
▲コロプラ平成28年9月期 第2四半期決算説明会資料より

続いて、コロプラです。決算資料では期別リリース単位での公表となっておりますので、参考までに見て頂ければと思います。
また、QAUとARPQUというQベースでの指標となっています。

見ていきたいのは、FY13とFY14。FY13は「黒猫のウィズ」、FY14は「白猫プロジェクト」がそれぞれメインとして含まれているためです。

・FY13
「黒猫のウィズ」のリリースが2013年3月です。大きく上昇してきたのが2013年7-9月頃でしょうか。
その他で見ると、「蒼の三国志」が2013年9月にリリースしています。

リリース(2013年3月※黒猫)

ピーク(2014年1-3月あたり)
以降、ダウントレンドも2015年7-9月あたりで下げ止まり、以降維持といった感じです。

・FY14
「白猫プロジェクト」のリリースが2014年7月です。大きく上昇してきたのが2014年4-6月頃でしょうか。
2014年期は「ほしの島のにゃんこ」もリリース(2014月3月)した年になります。こちらはまだ上昇し続けてます。
2016年1-3月でも大きくQAUを伸ばしています。プロモーションを掛けていることもありますが、
コラボイベントやリアルを絡めた施策など飽きさせない運営が奏功しているものと思います。

 

ゲーム3
▲gumi2016年4月期第4四半期決算説明会資料より

最後はgumiの「ブレイブフロンティア」で見ていきます。上記は、国内外すべての言語が含まれた数字となっています。
ARPMAUは、イベントや時期等の要因もあるのか、これまでやや変動が激しかったように思えます。

そんなブレフロは2013年7月にiOS版を、9月にAndroid版がリリースしています。
大きく伸び始めたのは2013年11月あたりでしょうか。

リリース(2013年7月iOS版/9月Android版)

ピーク(2014年8月頃)
以降、ダウントレンドとなっています。

 

以上になります。あくまで3社の例ですが、ゲームリリースからおおよそのピークという点で見ますと、
大ヒットゲームで2年くらい、ヒットで1年くらいが平均的といえそうです。
とはいえ、ピークまでのスパンですので、その後も一定数のユーザーがアクティブであることを考えると、本当に息の長さを感じます。

また、ピーク以降はMAUやQAUでは減少している傾向がありますが、コアユーザーが残っていることが予想され、
売上が一気に下がるようなことはないのかなと思います。

ますますゲーム自体のクオリティが上がってきていますが、
各社の飽きさせない運用やユーザを呼び戻す広告などの施策の手法も多様化しており、
また別途追ってみたいと思います。