ゲーム事業で培ったノウハウをフル活用し ”ネットサービスの総合メーカー” となったリクルートグループのニジボックスに迫る!

absuke absuke
2016/07/14 (Thu)
スマホゲーム集客


ゲーム事業で培ったノウハウをフル活用し ”ネットサービスの総合メーカー” となったリクルートグループのニジボックスに迫る!

今回はリクルート系のコンテンツ会社 ニジボックスに迫りたいと思います。

ニジボックスは、リクルートグループの新規事業創出会社として2010年に誕生した会社で、
元々は、リクルートの実証実験機関「Media Technology Lab」ですが、分社化により生まれた社内ベンチャー。
今期で7期目を迎えた同社のこれまでを振り返ってみたいと思います。

ニジボックス_1
※業績は官報より引用

ここまでの6期の推移とトピックスです。

数字を見てみると、売上の規模感としては前期で16億円程度、5期目からは黒字化を達成しており、
前期は純利益ベースで2,100万円を記録。これからさらに伸びていくと思われます。

主な事業展開の流れを時系列で振り返ります。

当初はガラケー向けにコンテンツを開発していたニジボックス。この頃(2010-11年)、ソーシャルゲームの開発に注力します。

当時はモバゲーやグリー、mixiといったプラットフォームが躍進し大きなパワーを持っていた頃ですが、
この時期にこれらのプラットフォームに大量にコンテンツを提供していたことでも知られています。
pixivやGゲー、FC2などにも提供しているくらい全方位的に攻めていました。

その後、スマホ移行に合わせてGoogle Playにスマホゲームも多く提供。
「トイレダッシュ」や「にゃんこ大戦争」のスピンオフタイトル「にゃんこ大暴走」などヒット作も生んできました。

 

◆ソーシャルゲームの運営ノウハウをいち早く事業化

その後、デジタルマーケティング事業への参入等もありましたが、2013年4月に運営特化型のセカンダリーゲーム市場へ参入しています。
モバゲー、グリーで培った運営ノウハウを活かした事業になりますが、近年このセカンダリー領域が盛り上がりを見せていることを考えると、
ニジボックスは非常に早い参入だったことが伺えます。

ニジボックス2
▲ニジボックスHPより

また、運営事業を行いながらも、ソーシャルゲームの自社開発タイトルを運営。
「妖女大戦D」「陰陽の道~大正幻想録~」「おしゃれ泥棒」といった辺りは現在もなお健在なタイトルです。

 

◆ゲームメインから「インターネットサービスの総合メーカー」へ

ここまでが、ゲーム領域メインでの事業展開だったように思えますが、
2015年あたりから非ゲーム領域のインターネットサービス事業への展開が目立ってきました。

ニジボックス3
▲ニジボックスHPより

具体的には
・O2Oマーケティング事業
・動画制作事業
・総合型インターネットサービス開発事業

などが挙がります。

ゲームを基軸に事業展開していた会社で、ここまで多角化展開をした会社も珍しいと思います。
”インターネットサービスの総合メーカー”を自称していますが、本当にここ数年で幅広い領域を手掛けてる印象が強くなった気がします。

 

◆新領域はVR

ニジボックス4

そして、今年6月に発表したのがVR事業への参入。
これまで展開してきたゲーム製作や、動画制作のノウハウを活かした事業といえます。

サービスサイト
http://nijibox.jp/service/vr/

VRの活用事例は様々で、コンテンツの可能性が無限にあるといってもいいですが、300を超えるサービス開発実績を持つニジボックスの、
ゲーム含めた広い領域で展開してきた強みがさらに発揮されそうです。とはいえ、やはり気になるのはゲーム領域ですが、
自社・受託両軸でどんなコンテンツを展開していくのか期待したいところ。さっそくハッカソンイベント「築地ッカソン」も実施をしており、
業界活性化にも一役買っています。

◆手掛けてきた事業

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ガラケー向けコンテンツ企画開発

ソーシャルゲーム企画開発・運営

デジタルマーケティング事業

運営特化型のセカンダリーゲーム市場参入

O2Oマーケティング事業
動画制作事業
総合型インターネットサービス開発事業

VRコンテンツ企画開発(NEW!)
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ゲームという軸を展開しながらも、縦にそして横に事業軸を広げていき、事業領域を拡大させたニジボックス。
広告領域への拡大を行う会社はありますが、総合的なネットサービスへの展開は、ゲームパブリッシャーの中でも異質な動きかと思います。
次はどんな領域に進んでいくのか、今後も目が離せそうにないです。