「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」が勢力を増す!3Q連続で最高益更新中の好調「アカツキ」のゲーム事業と新規領域における動きに迫ってみた

absuke absuke
2016/08/31 (Wed)
スマホゲーム集客


「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」が勢力を増す!3Q連続で最高益更新中の好調「アカツキ」のゲーム事業と新規領域における動きに迫ってみた

暑い夏も終盤に差し掛かってきて、台風も多く上陸するこの時期、大型台風並みに勢力を強めるコンテンツを持つのが、今日取り上げますアカツキ。
約1年半前にリリースした「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」が勢力を増しています。

アカツキに関しては、本コーナーではマザーズ上場承認時の2月に取り上げて以来、2回目の登場となります。

今期の走り出しである2017年3月期の1Qが好調だった模様で、好調の要因を振り返りつつ、今後の展望を見ていきたいと思います。

 

◆推移業績

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▲アカツキ決算説明資料から

売上高: 18億2,400万円(前年同期比+44.4%)
営業利益:7億4,400万円(同+31.7%)
営業利益率:40.8%
経常利益:7億1,700万円 (同+35.0%)
当期純利益:5億5,400万円(同+70.0%)

まずは全体業績から。前年同期比で増収増益を達成。営業利益に関しては、3Q連続での過去最高を記録しています。

直前四半期である前期4Qが、Qべースで売上20億円を突破しましたが、今期1Qに関しても、売上18億円と高水準をキープしたまま、
営業利益が7億円超(営業利益率 40%)で着地するなど好調ぶりが伺えます。
前々期~前期上期あたりまでは、Qベース売上10億円前後での推移が続いておりましたが、ここ1年弱で一気に伸ばしてきた印象です。

 

◆好調の要因は?

好調の要因は、モバイルゲーム事業ですが、大きく「国内」と「海外」に分かれます。それぞれ、IR資料を交えて見ていきます。

-国内タイトル
タイトルとしては、メインが下記3つ

・ドラゴンボールZ ドッカンバトル(15年1月 Android/15年2月 iOSリリース)
・テイルズ オブ リンク(14年4月 Android/14年3月 iOSリリース)
・サウザンドメモリーズ(13年11月リリース)

「テイルズ オブ リンク」と「サウザンドメモリーズ」に関しては、運営期間も長くなってきておりますが、引き続き堅調に推移しているものと思われます。
やはり、直近でいうと「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」。

アカツキ2
▲サービスサイトより

バンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトルですが、こちらが国内外で大きくヒットしています。
現在までに全世界で7,777万ダウンロードを突破するなど絶賛躍進中のタイトルとなっています。
国内アニメ化30周年ということもあり、ドラゴンボールが盛り上がりを見せていますが、並行して記念イベントを実施し、
日本を含む世界7か国でセールスランキング1位、米国でも最高3位を獲得するまでに至っています。

ゲーム業界全体として言えることですが、強力IPのタイトルが持つパワーは大きいということを改めて実感します。

-海外展開タイトル

アカツキ3
▲アカツキ決算説明資料から

続いて、海外展開についてです。数字は明確に出ていないものの、こちらも右肩成長が続きます。
売上は過去最高を記録したとのことですが、具体的な数字が気になるところです。

海外展開タイトルは主に下記2つ

・ドラゴンボールZ ドッカンバトル
・テイルズ オブ リンク

ここでも好調の要因は、「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」。ドラゴンボールは、日本だけでなく世界で見ても人気のIPになり、世界でヒットしているのもうなづけます。

ユーザーも増加してきたこと、海外展開の運営も1年と長くなってきたことで、ノウハウも蓄積されてきており、他タイトルへの展開も出来ているようです。
そうして、ノウハウ転用が功を奏しているのが、「テイルズ オブ リンク」の四半期ベースでの黒字化といった結果に表れているのではないでしょうか。

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▲ドラゴンボールZ ドッカンバトル海外サイト

 

”ノウハウの蓄積と横展開の成功”

一本ヒットタイトルを生むことで、ノウハウが溜まり、それを転用し、他タイトルでも結果を出すというポジティブな流れが出来ており、
それが業績にも寄与しているものと思われます。こうした成功事例の積み上げが、大きな成長を生むため、更なる業績拡大に期待が掛かります。

 

◆新規事業

ここまでモバイルゲームについて述べてきましたが、ゲームだけに留まらないのが、今のアカツキ。

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▲アカツキ決算説明資料から

リアルライフ領域への進出を発表しております。”人々にワクワク・感動するリアルな体験を提供する事業”とのことですが、
さっそく動きが出たところでいくと、そとあそび社の買収。

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▲そとあそびサービスサイト

アウトドアレジャー専門の予約サイト「そとあそび」の運営を行っている会社ですが、アカツキにとって単純に事業領域が広がるだけでなく、
既存事業とのシナジー効果が期待されるものと思われます。

”リアル”を押さえることで、場が生まれると思いますが、既存のゲームとの連動や、VRやAR、360度動画といった新領域への期待も膨らみます。
最近ではスマホゲームにおけるリアルへの進出が増えているように感じますが、アカツキに関しては、まずアウトドアレジャーと切り口が面白く、
他社には無いユニークな点かと思います。

 

◆今後

引き続き、「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」を中心としてモバイルゲームが伸長するものと思います。同事業においては、3つのアプローチとして下記を挙げています。

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▲アカツキ決算説明資料から

<3つのアプローチ>
・海外展開
・タイトル選定
・タイトル運営力

上記3軸、課題もあるとは思いますが、比較的好調に推移しているのではないでしょうか。
1Q初動の動きが良かったことと、2Q以降への仕込み(投資)が整っている点は今後に関しても明るい材料だと思います。

 

”新規の投資が増えている”

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▲アカツキ決算説明資料から

その他、先述した そとあそび社の買収もですが、投資も活発に行っています。
開発・制作などのクリエイティブな領域だけでなく、VRや360度動画、ペット関連メディアなど領域も広くなってきています。
こうした投資周りの動きにも引き続き注目したいところです。