上場からもうすぐ2年の「gumi」が黒字化! 特定タイトル依存脱却とコスト面の適正化、VRへの積極投資など今後の展望に期待

absuke absuke
2016/09/29 (Thu)
スマホゲーム集客


上場からもうすぐ2年の「gumi」が黒字化! 特定タイトル依存脱却とコスト面の適正化、VRへの積極投資など今後の展望に期待

今回はgumiを取り上げたいと思います。
この1,2年何かと話題だったgumiですが、2017年4月期1Qにて、黒字化となったようで、どんな取り組みをしてきたのか振り返りたいと思います。

 

◆推移業績(2017年4月期1Q単体)
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出典:2017年4月期 第1四半期決算説明会資料

 

売上高:53億3,300万円(前年同期比-5億3,700万円)
営業利益:2億5,300万円(同+7億8,500万円)
経常利益:2億4,600万円(同+7億4,100万円)
当期純利益:3,300万円(同+6億5,900万円)

 

前年同期比で大きく数字を伸ばし黒字化を達成しております。「ブレイブフロンティア」や「ファントム オブ キル」は減収となっておりますが、「ドラゴンジェネシス」「誰ガ為のアルケミスト」「クリスタル オブ リユニオン」あたりが好調、また「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」も業績に寄与したようです。

 

”特定タイトル依存からの脱却”

 

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出典:2017年4月期 第1四半期決算説明会資料

 

上場時のFY14 Q3頃と比較すると「ブレイブフロンティア」の比率も大きく下がっているのがわかります。
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出典:2017年4月期 第1四半期決算説明会資料

 

上記「ブレイブフロンティア」の推移になりますが、これを見ると、単純にブレフロが下がっているというより他タイトルが上がってきているということもあると思います。リリースして3年が経過しておりますが、回収フェーズでしっかりと利益を出せていることが伺えます。
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出典:2017年4月期 第1四半期決算説明会資料

 

ゲーム全体を見てみても変化が見て取れます。直近2年は完全にネイティブのみにシフトし、全体の40%超えとなっていた海外言語比率も大きく変化し、減少しております。
ただ、「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」が世界各地でランキング上位のヒットとなっていることや、韓国など海外2拠点にて地産地消タイトルのリリースもあり、再び海外比率が上昇する可能性があります。

 

”コスト面におけるテコ入れ”

 

黒字化したgumiですが、主要ゲームが回収期に入ったこともある一方で、コストの適正化も奏功しております。
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出典:2016年4月期 第1四半期決算説明会資料/2017年4月期 第1四半期決算説明会資料

 

上記、ここ2年のコスト推移ですが、直近1年が特に減少していることがわかります。1年前や2年前の同期比としても、14億円程度の減少が見られます。全体的に減っていますが、減少の要因は大きく2点で「人件費」と「広告宣伝費」。

 

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出典:2017年4月期 第1四半期決算説明会資料

 

人件費については、国内は人員数がそこまで変化なく、海外子会社の再編が挙げられるかと思います。海外拠点はピーク時から約200人ほど減少し直近では327人。一時的な特損は出ておりますが、中長期的に見ての判断としては良かったのではないでしょうか。
ちなみに、外注費も減少傾向です。スタジオ制を導入したことで、より細かな収益管理が出来ているのかもしれません。

 

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出典:2017年4月期 第1四半期決算説明会資料

 

もう一点は広告宣伝費。こちらは、徹底した効果検証を経て効果的なプロモーションを実施出来ているという印象。

 

◆新たな動きとしてVRに積極投資
これまで既存の動きを解説させて頂きましたが、新規の動きに迫りたいと思います。
gumiといえば、ここ最近VRに積極投資していることでも知られております。直近のIR資料でも5ページがVR関連として割かれておりましたが、グリーやコロプラと並んで、国内屈指の投資を見せているかと思います。
直近の主なトピックスとしては下記の3点
・Tokyo VR Startupsの第1期プログラム実施。第2期も開催決定
・2016年8月にSeoul VR Startupsの設立に関する基本合意書を締結
・VRファンドとしてプラットフォーム、コンテンツ等の様々な領域の企業13社に投資

 

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出典:2017年4月期 第1四半期決算説明会資料

 

VR領域の今後の展望として、上記が発表されておりますが、当面は国内外の企業への投資が続きそうです。その後、自社開発での展開となる計画となっております。gumiほか資金力のある企業が、VR市場全体を盛り上げていくことが期待されます。

 

◆今後の展望
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出典:2017年4月期 第1四半期決算説明会資料

 

先述した通り「ゲーム事業」と「新規事業(VR領域)」の2本がgumiの軸となりますが、まずは足元のゲーム事業においてしっかりと利益を出していき、中長期的には現在種蒔きしているVR領域でしっかりと花が咲かせ、大きな収益基盤とすることが今後の展望となります。

 

上場後の騒動もあり、様々な意見も飛んだgumiですが、選択と集中により着実に上昇傾向となっております。これからのgumiの逆襲に期待です。

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