イグニスが売上2.3倍と大幅黒字化を達成!好調の要因と今後の展望を探る

absuke absuke
2016/12/01 (Thu)
スマホゲームマーケティング


イグニスが売上2.3倍と大幅黒字化を達成!好調の要因と今後の展望を探る

今回は最近好調そうなイグニスについて。2016年9月期も締まり、大きな成長が見て取れましたが、好調の要因や今後について見ていきたいと思います。

全体業績は売上が前期比2.3倍と大幅伸長

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▲イグニス決算説明会資料より
売上、利益ともに大きく伸びました。売上高は前期比2.3倍の55億8,500万円、営業利益に関しては、14億7,400万円(営業利益率26.4%)と、前期3,800万円の営業赤字から黒字転換および過去最高益を記録しております。

好調の要因はソーシャルゲームの伸びとコスト適正化

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イグニスのメイン事業は大きく分けて「無料ネイティブアプリ」と「ネイティブソーシャルゲーム」の2つですが、上記は直近2年間の2事業の売上推移になります。オレンジ色のネイティブソーシャルゲーム事業がこの1年半で大きく伸びてきたことが見て取れます。
”好調な「ぼくとドラゴン」”

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▲イグニス決算説明会資料より

 

大きな要因として挙がるのは「ぼくとドラゴン」。2015年2月からAndroidを皮切りにリリースしておりますが、約1年半の8月の段階で累計ダウンロード数が300万を超えてきております。

 

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▲イグニス決算説明会資料より

 

とりわけ、イベントが好調のようです。定期的なイベントに加えて、コラボ系のイベント施策が奏功。他ヒットゲームでも多く見受けられますが、IP等とコラボのコラボが多く実施されているのがわかります。中でも7月に行った「進撃の巨人」とのコラボに関しては、期間中のiOS売上ランキングでは最高で15位まで上昇を見せております。今後も同様にコラボイベントが沢山出てくるものと思われます。また、海外展開も気になるところで、約1年前に「ぼくとドラゴン」の繁体字版を台湾・香港・マカオにてリリースをしております。

 

“コストも効率化が奏功”

 

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▲イグニス決算説明会資料より

利益の改善は、コスト面のテコ入れも好因の一つとして挙げられます。売上高広告宣伝費比率という指標で見てみますと、以下の通り。

2015年9月期:26.91%
2016年9月期:16.94%
※売上高広告宣伝費比率(%)=広告宣伝費÷売上高×100

 

上記にもあるように、売上高に占める広告宣伝費の比率が下がってきております。これはプロモーション出稿において、TVCMを止めネット広告に集約したことにより効果を保った結果、広告宣伝費効率化の効果が出てきたようです。営業利益予算と比較して+2億円となっており、新規事業投資という良い影響も出ております。
また、広告宣伝費以外のコストもプラットフォーム手数料や人件費を除き、ほぼ同等で推移しており、コストのコントロールが上手くいっていることが伺えます。
”新規タイトルも仕込み中”

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▲イグニス決算説明会資料より

 

現在「ぼくとドラゴン」が安定した収益に繋がっておりますが、新規タイトルの仕込みを行っているようで、新たな柱の登場が今期期待出来ます。

 

VR領域への参入を発表

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▲パルスHP

 

そんな好調イグニスですが、先日発表して話題を呼んだのがVR領域への参入。参入に際して、専門子会社「パルス」の設立を発表しております。また設立一週間後には、秋元康氏、松尾豊氏、DaiGo氏らの資本参加も発表、以後、株価も大きく跳ね上がっており、市場からの期待も受けております。ゲームもですが、資本参加した方から見ると、エンタメ領域、AI、ディープラーニング、心理学といったキーワードが浮かびますが、どんな動きを取っていくのか注目が集まります。
2017年9月期の業績予想にて、今期は売上60億円を見込んでおります。引き続き、ソーシャルゲーム事業が伸びることが予想されますが、ゲームにおいては新規タイトル、新規事業でVR領域やライフハック事業等と新規投資も積極的なイグニス、今期以降の動きに大いに期待です。