グラブルやShadowverse等好調の「Cygames」純利益が100億円の規模感に。その道のりを振り返る

absuke absuke
2017/01/10 (Tue)
スマホゲーム集客


グラブルやShadowverse等好調の「Cygames」純利益が100億円の規模感に。その道のりを振り返る

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。今回は勢いのあるCygamesを取り上げたいと思います。もはや、TVCMを見ない日がないほど、有力なタイトルを展開しているCygamesですが、詳細な業績も出てきておりますので、トピックスとともに直近5年間を振り返ります。

純利益は6期目で100億円を突破

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※数字は有価証券報告書や官報を参照
直近5年間の売上高/純利益の推移になります。投資の影響か、2014年9月期こそ少しへこんでおりますが、業績は大きく成長しております。2016年9月期は売上高:780億円 純利益:133億円を記録するなど絶好調と言える数字で、サイバーエージェントグループが稼ぎ出す利益のシェアはCygamesが突出して高い状況です。

 

数字の規模感はスマホゲーム大手に近づく

先述したように売上・利益が大きく拡大しているCygamesですが、スマホゲーム大手といわれる3社と数字の規模感を比較してみたいと思います。

・ガンホー(2015年12月期)
売上高:1,543億2,900万円
純利益:434億3,200万円
純利益率:28.1%

・ミクシィ(2017年3月期 ※予測)
売上高:2,180億円
純利益:540億円
純利益率:24.7%

・コロプラ(2016年9月期)
847億3,000万円
207億1,000万円
純利益率:24.4%

期にバラつきもありますので、あくまで参考程度にはなりますが、通期ベースの数字で見ますと、コロプラに近い規模感になってきていることがわかります。
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出典:サイバーエージェント2016年9月期通期 決算説明会資料

サイバーエージェントの決算資料で読み取りますと、Qベースではガンホーやコロプラの売上高を超えている部分もあり急拡大していることがわかります。今期以降さらなる成長も期待されることから、既にスマホゲーム大手の1社として数えられそうです。

 

直近5期の主なトピックス

そんなCygamesですが、これまでのトピックスを先述の業績に合わせて振り返りたいと思います。

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「神撃のバハムート」が登場したのが約4年前。そこから徐々にタイトル数も増えていきますが、第4期(2014年9月期)以降で現在の数字を作り出すタイトルが増えていきます。「グランブルーファンタジー」のアプリ版が登場したのが、2014年5月。”グラブル”の愛称で多くのユーザーがいる同タイトルは大ヒット中で、TVCMも頻繁に流されております。そこから、バンダイナムコエンターテインメントとの協同タイトルアイドルマスター等のリリースを経て、昨期にあたる2016年6月にリリースしたのが「Shadowverse」。こちらもヒットタイトルといえる躍進を続けております。
”グループ会社も増え事業が拡大”
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※Cygamesコーポレートサイトより

 

主なトピックスを振り返ると、特に一昨期と昨期にあたる第5期と第6期にトピックスが多く出てきております。大きく2点で「大型プロモーションが増えた」ことと「グループ会社や部門が増え事業が多角化した」こと。プロモーションに関しては、TVCMもですが、大型イベントへの協賛も増えてきております。TV番組や漫才イベントや格闘技イベントの冠スポンサーにも度々名を連ねてきております。

事業の多角化については、子会社の増加で生産のラインが増えたことや、アニメ事業部やアニメ制作会社の設立、マンガ事業への進出等が挙げられます。既に「神撃のバハムート」や「Shadowverse」ではアニメも開始され、盛況ぶりも伝わってきております。ゲームを軸に周辺のビジネスも順調に拡大中といえます。

 

今期の動き

新規タイトルで見ますと、子会社も含めると2Q以降で3本のリリースが決まっているようですが、ヒット率が高いこともあり新規タイトルにも大きな期待が掛かります。

 

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出典:サイバーエージェント2016年9月期通期 決算説明会資料

既存タイトルでいくと、shadowversは更なる拡大が見込まれます。また、リリースから中長期に入ってくる「グランブルーファンタジー」の動向にも注目したいところ。会社全体の動きを見ると、事業も多角化しておりゲームタイトル以外にも動きにも注目していきたいと思います。今期の数字をどこまで伸ばしてくるか ますますCygamesの動向から目が離せなくなりそうです。