【決算資料にみる企業動向】リビルド事業で業績が大幅伸長の「マイネット」。その好調要因に迫る

absuke absuke
2017/02/28 (Tue)
スマホゲーム集客


【決算資料にみる企業動向】リビルド事業で業績が大幅伸長の「マイネット」。その好調要因に迫る

注目のゲーム会社の決算発表が先日ありました。その会社とはマイネット。リビルド事業という 数あるゲーム会社の中でも特質的な事業を展開しており、業界的にも注目が集まっております。2016年はクルーズのゲーム事業の買収等たくさんのTOPIXがありましたが、好決算だったようで、その要因等を振り返っていきたいと思います。

 

タイトルが大幅増加し業績が大幅伸長

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<2016年12月期累計>
売上高:68億100万円(前年同期比+129.4%)
営業利益:5億円(同+244.7%)
営業利益率:7.3%(同+2.4pt)
経常利益:4億1,000万円(同+212.4%)
純利益:8億8,200万円(同+824.8%)

業績が昨年対比で大きく拡大しております。売上も70億円弱まで伸びてきておりますが、営業利益率も向上しております。
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直近、Qベースの売上は25億円を超えてきており今期は年間売上100億円も視野に入ってくるものと思われます。売上を紐解いてみますと、着実に右肩伸長しているとともに、4Qから数字反映されたクルーズのゲーム事業買収が大きく数字を伸ばす要因になっていることがわかります。
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こちらは、さらに深掘ってみた タイトル仕入数です。4Qが16とダントツで多いのですが、2Qも7タイトルを仕入れており、昨期は仕入れが特に活発だったことが伺えます。これは、市場の流れもあるかと思いますが、それだけマイネットの運営力が評価されてきた証拠でもあると思います。12月末時点での運営タイトル数は35タイトルと、業界全体で見ても非常に多い数といえるかと思います。膨大なノウハウが貯まっていき良いサイクルが期待出来そうです。

 

進化する運営力

そうした多数のタイトル運営からくる運営力の部分ですが、マイネットの強みであるデータ分析を軸としたソリューション「PARADE」が力を発揮しております。

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コラボも活発に行われているようです。他IPとのコラボはもちろんのこと、自社で持つ集客ネットワーク「CroPro」によるゲーム間コラボ事案は61件。新規ユーザーの獲得としては112,000人にものぼり 広告費換算で1.6億円と大きなコスト削減にも繋がっております。
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コスト削減という視点でみますと、ニアショアパートナーに運営を移管する流れも出てきております。売上を上げていくと同時にコスト削減にも着手し奏功している点を見ると、利益率が上がっていることも頷けます。

 

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そうした運営ですが、AIの波も来てまして、マイネットも一部でAIによるビッグデータ解析とサービス最適化といった自動運転の取り組みを開始しております。まだこれからの領域ですが、今後の重点取組みに含まれていることから 検証の結果が気になるところでございます。結果次第では、運営の自動化が早急に進んでいくことな予想されます。

 

引き続き M&Aを強化

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昨期好調だったマイネットですが、今後に関しては先述したAIへの取り組み以外に、引き続きタイトルのM&Aを強化していくようです。獲得タイトルの規模感も上げていくとのことですが、1月に発表されたセガゲームスの「戦の海賊」のような例がまさにだと思います。獲得タイトルの規模が上がることにより、売上・利益のラインも上がることが予想されますが、こうした動きの連続がマイネットのさらなる成長に繋がることと思います。大手もタイトルを預けるようになってきた今、成長のチャンスも大きくなってきているのではないでしょうか。

 

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こちら、クルーズゲーム事業の買収後の歩留まり率を記した資料ですが、ご覧の通り 93.8%が留まっております。企業や事業買収が続くマイネットにとってのハードルともいえそうな箇所ですが、現状は上手く進行していることが受け取れます。マーケティング関連事業の子会社を新たに設立するなど、さっそく今期の動き出しが活発なマイネット、今期の攻め方にも大注目です。

出典:http://mynet.co.jp/ir/