【決算資料にみる企業動向】好調gumiが過去最高業績を記録!好調の要因と積極的な投資を行う新規事業に迫る

absuke absuke
2017/03/28 (Tue)
スマホゲーム集客


【決算資料にみる企業動向】好調gumiが過去最高業績を記録!好調の要因と積極的な投資を行う新規事業に迫る

今回はgumiの決算を振り返りたいと思います。
黒字化が続くなど、引き続き好調のようでその要因を見ていきたいと思います。
まずは、数字から見ていきたいと思います。

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<17年4月期2Q決算 ※Q単体>
売上高:74億4,700万円(前年同期比+23億円)
営業利益:6億7,600万円(同+7億9,800万円)
経常利益:7億4,100万円(同+8億4,500万円)
当期純利益:5億5,700万円(同+9億2,400万円)

 
前年同期比で全指標において大きく成長。
QonQでも全指標が成長しており、Qベースでの過去最高水準の売上・利益を記録しています。

 

”タガタメ好調で主力タイトルに仲間入り”

 
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オリジナル、IPタイトルともに好調に推移していますが、
特に「誰ガ為のアルケミスト(以下 タガタメ)」が
「ブレフロ」、「ファンキル」に次ぐ主力タイトルに成長しています。

 

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2016年1月末にリリースしたタガタメ。
リリース後、約1年が経過し、ゲームの完成度も高くなるとともに、
売上が過去最高を記録するなど大きく伸びています。
大人気TVアニメ「Fate/stay night」とのコラボなど人気IPとのコラボや、
TVCMなど積極的な施策展開が見て取れます。
3月以降もIPコラボが稼働予定で、益々の成長が期待されます。
また、海外言語版の配信も決定するなど、グローバルでの動きも注目です。

 
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その他タイトルで見ると、
他社IP系タイトルですが「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(以下 FFBE)」も好調です。
国内以外でQベースでの売上が過去最高を記録。
こちらも、ゲームクオリティ向上と、多数のコラボ実施等が奏功している模様です。
海外言語版は、2016年6末のリリースから約半年で1100万ダウンロードを突破するなど、
世界各地で好調に推移しているようで、FFの海外人気が伺えます。

 
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続いて、サービス別での数字です。
言語別売上高に注目してみると、年々海外言語版比率が下がっています。
2014年期には41%あった海外比率は現状は約24%。
過去の海外展開見直しも影響している推移かと思いますが、
先述の通り、タガタメやFFBE等で海外展開も活発なようで、今後の海外比率も注目したいところです。

 

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ゲーム事業の今後を見てみても、海外ネタも再び増えてきた印象です。
また、新規タイトルにも夏以降に幾つか登場予定です。
投資フェーズから回収フェーズとなってきている足元を着実に成長させつつ、
新たな種も出てきており、順調な状況といえそうです。

 

gumiは新規事業の取組みが活発

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話を未来の話にフォーカスしてみたいと思いますが、
gumiは新規事業への取組みが活発な点が特徴的です。
領域に関しては、大きく分けますと2つで「VR」と「動画」。

 

”積極的な投資活動のVR”

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各デバイスの登場もあり、VRが市場としても伸びてきていますが、
この領域におけるgumiの動きは業界的に見ても突出しているプレイヤーの一つといえるかと思います。
現状は「Tokyo VR Startups」による投資活動がメインとなっておりますが、
自社コンテンツ開発の動きも出てきており、その辺りも見ていきたいと思います。

 
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現状、第2期まで稼働していますが、
参加企業の資金調達も続々と完了しており成長が楽しみです。
注目したいのは2016年9月に開所した第2期におけるゲーム領域に捉われない動きが見て取れる点です。
医療や音声認識、ソリューションといった企業が参加しており、領域を絞らない形で業界発展に寄与しているのがわかります。

 
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また、国内だけでなく海外でも動きが出てきております。
韓国・ソウルでも同様の取り組みを開始しており、
こちらもその動向が気になるのと、同様の動きが横展開として別の国でも出てくるかもしれません。

 

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先述した投資もですが、自社の強化も同時に出始めています。
VRゲームのゲームスタジオである、よむねこ社のグループ会社化を発表。
自社におけるVRゲーム開発も着々と進行していくものと思われます。

 

”新たに投資が活発化しているモバイル動画領域”

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VRの印象が強い新規事業投資ですが、最近活発なのがモバイル動画の領域。
特に、Candee、3ミニッツ、delyといった質の高い動画制作が可能な企業に対する投資が
現状ではメインとなっております。

 

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ゲーム事業の収益化が著しく、好調な推移を見せているgumiですが、
その一方で新規事業への投資も活発で、益々今後が楽しみな状況です。
次回の本決算がどんな数字で締まるのか、そして新規領域での進捗にも期待したいと思います。

 

各出典:gumi 2017年4月期 第3四半期決算説明会資料