【決算資料にみる企業動向】海外Q売上が10億円規模に成長!「エイチーム」の過去最高売上の要因を紐解く

absuke absuke
2017/04/06 (Thu)
スマホゲーム集客


【決算資料にみる企業動向】海外Q売上が10億円規模に成長!「エイチーム」の過去最高売上の要因を紐解く

今回は、名古屋から。
名古屋のゲーム企業といえば、エイチームですね。
そんな”名古屋の雄”エイチームの決算を見ていきたいと思います。

 

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まずは全社の数字から見ていきたいと思います。

<17年7月期第2Q決算 ※Q単体>
売上高:81億4,700万円(前年同期比+50.3%)
営業利益:7億2,900万円(同+104.4%)
当期純利益:5億3,700万円(同3043.5%)

 

前年同期比および直前四半期比ともに、全指標が大きく伸長し
売上に関してはQベースでは初の80億円台に乗せ、過去最高を記録
しています。
昨年同期は投資もあり、利益が落ちておりましたが、しっかりと高い水準に戻しております。

 
売上構成比率60%と会社のメイン事業にあたる、
エンターテインメント事業(※ゲームがメイン)に関しても、前年同期比および直前四半期ともに伸長し、
売上高:48億8,600万円(前年同期比+53.9%)/セグメント利益:8億700万円(同83.3%)と、
過去最高の売上・利益を記録しています。

 

”ユニゾンリーグ、ヴァルキリーコネクトが引き続き好調”

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好調の要因を少し探りたいと思いますが、
業績推移を見てもわかるように、直近5年間 綺麗な右肩推移となっています。
ユニゾンリーグ、ヴァルキリーコネクトが好調とありますが、
特にユニゾンリーグは2014年12月リリースと、一定の年月が経過しており、
先行投資も一巡していることから利益が大きく寄与しているものと考えられます。

ヴァルキリーコネクトに関しては、リリースから1年が経過していないものの、
既に700万DLを突破するなどヒットを記録しており、好調な推移を見せているようです。

 

”リアルイベントにTVCM!プロモーションも積極展開”

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▲エイチームHPより

 
ユニゾンリーグとヴァルキリーコネクトの直近の動きを見てみますと、
以下の通り、積極的なIPコラボやプロモーション展開が見て取れます。
ヴァルキリーコネクトに関しては、初のTVCMが開始されており、更なる拡大が期待されます。

◆直近の主なトピックス
・ユニゾンリーグ
2月:初となるファンイベント「ユニゾンリーグファン感謝祭2017」を開催
2月:「エヴァンゲリオン」との第2弾コラボ実施
3月:「初音ミク」との第2弾コラボ実施

 
・ヴァルキリーコネクト
2月:「闘会議2017」にてヴァルコネ闘会議フェス!を出展
2月:「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とコラボ
4月:初のTVCM開始

その他、伸びているタイトルは、年末に配信が開始された「放課後ガールズトライブ」。
こちらも新たな主軸タイトルとして順調に成長を続けており、次回以降の進捗が楽しみです。

 
”海外Q売上が過去最高の10億円を突破”

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海外の売上規模が上がってきています。Qベースの売上は過去最高の10億円を突破
今までも過去最高が7億円だったことを考えると、いかに海外売上が上がってきているかがわかります。
また、海外比率も直前四半期比で上がっており21%と以前の水準に戻りつつあります。
海外売上に寄与しているタイトルは、ここでもユニゾンリーグ(海外展開開始から約2年)とヴァルキリーコネクト。
言語も幅広く対応し、海外でも着実にユーザーが増えているようです。

 
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▲エイチームベトナムHP

2Qのその他トピックスといえば、初の海外開発拠点として、ベトナムに「エイチームベトナム」を設立したこと。
スマートフォン向けゲーム・アプリの開発および運営体制強化が目的で、人材も現地で採用していくようです。
コスト面でも良い効果を生むことが期待されます。

 

”今後 海外展開が拡大へ”
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今後の展望に少し触れますと、エンターテインメント事業としては”海外”というキーワードが出ています。
中長期的には海外比率50%強を目指し、欧米、そしてアジア圏攻略に邁進していきそうです。

 

国内外ともに着実に成長しているエイチームのエンターテインメント事業。
新規タイトルへの期待とともに、既存タイトルの海外展開に関して引き続き目が離せなそうです。

 

出典:http://www.a-tm.co.jp/ir/