【決算資料にみる企業動向】位置ゲーム好調の「モバイルファクトリー」2017年1Qも出だし良く最高益を達成。牽引している位置情報ゲームの取り組みを振り返る。

absuke absuke
2017/04/26 (Wed)
スマホゲーム集客


【決算資料にみる企業動向】位置ゲーム好調の「モバイルファクトリー」2017年1Qも出だし良く最高益を達成。牽引している位置情報ゲームの取り組みを振り返る。

春の決算発表シーズン到来です。
モバイルファクトリーの決算が出てきておりますので、
2017年期の出だしである1Qを振り返りたいと思います。
(各資料出典:2017年12月期第一四半期決算説明会資料より)

 

bandicam-2017-04-22-23-02-09-123

<2017年12月期1Q>
売上高:5億8,600万円(前年同期比+21.6%)
営業利益:2億2,700万円(同+50.4%)
営業利益率:38.8%(同+7.4pt)
経常利益:2億2,700万円(同+50.4%)
純利益:1億5,700万円(同+62.6%)

前年同期比で増収増益を達成しています。
4Qの売上5.9億にはわずかに届かなかったものの、
今回も5.86億円と、Qベース売上で5億後半がスタンダードとなってきています。
また、営業利益に注目してみると今回2億2,700万円を記録し過去最高益を記録。営業利益率も38.8%と大きく伸長しています。
この伸長要因も探っていきたいと思います。

 

bandicam-2017-04-22-23-02-27-986

<2017年12月期1Q事業別売上>
ソーシャルアプリ事業:3億7,300万円(同+32.3%)
コンテンツ事業:2億1,200万円(前期比+6%)

コンテンツ事業はこの1年大きな波もなく、Q売上2億円を維持。
位置ゲーム好調のソーシャル事業に関しては、3億円後半を2016年期4Qから継続しており、
売上水準が上がったことが改めて伺える結果となっています。

 

bandicam-2017-04-22-23-02-49-033

ステーションメモリーズ!(以下 駅メモ)をはじめとした位置ゲームが引き続き好調に推移。
全体シェアは59.5%(前年同期は48.3%)まで上昇してきています。
4Q対比で下がっている点は季節要因が大きく、DAU等各種KPIは増加の推移とのこと。

 
4Q単体における売上構成は以下の通り

●ソーシャルアプリサービス
全体:3億7,300万円(+32.6%)
 -位置ゲーム:3億4,900万円(+50.0%)
 -スマートノベル:2,400万円(-50.3%)

●コンテンツサービス
全体:2億1,200万円(+6.2%)

 

”コスト減少も好調を維持し利益率向上”

bandicam-2017-04-23-00-00-01-517

4Qでは交通広告を実施するなど広告宣伝費が1億2,800万円まで上昇しましたが、
1Qに関しては7,100万円まで減少。しかし好調を維持したことで結果的に最高益を達成し、
営業利益率は38.3%まで上昇しています。
この結果を見ると、これまで獲得したユーザーが着実に定着していることが伺えます。

 
bandicam-2017-04-23-00-13-49-037

ここで改めて、事業内容をおさらい的に。
同社は、やはり位置ゲームに注力していることがわかりますが、
「駅メモ」ほか 取組み状況を振り返ってみたいと思います。

 

駅メモは引き続きコラボが活発に

bandicam-2017-04-23-00-12-16-728 bandicam-2017-04-23-00-12-31-156 bandicam-2017-04-23-00-12-53-517

<主な1Qにおけるコラボ実施>
2月3日-28日:SNOW MIKU 2017(クリプトン・フューチャー・メディア社)
2月28日-5月15日:日本郵便
3月6日-31日:SHOW BY ROCK!!(サンリオ社)

 
上記の通り、1Qに関しても引き続きコラボ施策を複数実施。
中でも日本郵便との取組みは大きな取組みで、オリジナル切手の販売や商業施設「KITTE」におけるキャンペーン等、
現在も進行中のコラボとなります。
ゲームにおいて日本郵便とのコラボは珍しく、位置ゲームならではのコラボといえそうです。

 

位置ゲームの新作が登場

bandicam-2017-04-23-00-13-20-373

先述した通り、「駅メモ」が最注力プロダクトですが、新作も登場してきております。
歴史上の英雄達が登場する日本全国での陣取り合戦ゲーム「レキシトコネクト」が3/15にリリース。
こちらも新たな柱とするべくコラボやプロモーション施策に期待が掛かりますが、
まずはゲーム自体の機能追加といった足場固めを着々と行っているフェーズでしょうか。
ただ、今のモバイルファクトリーには「駅メモ」での成功事例があるため、
一定のノウハウが蓄積され続けている状況かと思われますが、
新作におけるアプローチにも十分活用されると考えられます。

 

今後も”第2弾”のIPコラボも増えてくる

bandicam-2017-04-23-01-52-49-833

最後に今後の取組みについて触れたいと思います。
「駅メモ」に関しては、引き続きIPコラボが継続的に走り続けそうです。
注目したいのは、ニュースアプリの「ハッカドール」や、京都市交通局とのコラボ(予定)。
これらは全てコラボとしては第2弾。
つまり、以前のコラボが効果的であったことの証明であり、コラボ戦略が奏功していることがわかります。
京都市交通局とは昨年の9月に実施をしておりますが、改めて交通系との相性の良さが伺えます。

 

bandicam-2017-04-23-02-02-13-303
▲モバイルファクトリーHPより

また、3月末には「駅メモ!」のカメラアプリがリリースされるなど、
サービス周辺のサービス拡充の動きも出てきております。
サービス、業績ともに進化を続けるモバイルファクトリー、1Qの出だし好調です。