【決算資料にみる企業動向】随所に変化が出てきた「ガンホー」5周年を迎えたパズドラの動向など…1Q決算を振り返る

absuke absuke
2017/05/11 (Thu)
スマホゲーム集客


【決算資料にみる企業動向】随所に変化が出てきた「ガンホー」5周年を迎えたパズドラの動向など…1Q決算を振り返る

GWをはさみましたが、決算シーズン真っ只中ですね。
今回は、GW前に発表のあったガンホーの決算と関連動向を振り返りたいと思います。
(出典:http://www.gungho.co.jp/ir/ir-news/

 

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<2017年12月期1Q>
売上高:257億2,300万円(前年同期比-18.9%)
営業利益:101億3,400万円(同-28.3%)
営業利益率:39.4%
純利益:60億7,500万円(同-33.9%)

まずは数字から振り返ってみます。
主力タイトルの「パズル&ドラゴンズ(以下 パズドラ)」が堅調に推移し、
直前四半期対比でみると増収増益を達成、3期ぶりに営業利益100億円を記録しています。
ピークを越えたという見方もありますが、
それでもQべースでの営業利益が100億円規模であることに、ガンホーの強さを改めて伺うことが出来ます。

 

5周年を迎えたパズドラ

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そんなガンホーの売上を支える「パズドラ」ですが、
2017年2月20日にリリースから5年を迎えております。
今や”国民的ゲーム”となりましたが、数字を見ても2017年3月時点での国内累計ダウンロード数は4500万を突破
国内スマートフォン契約数が7715万件(※2016年3月末)であることを考えると、
いかにDL数が大きいかがわかります。

※参考(日本におけるDL数推移)
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また、上にあるMAUと課金率のグラフを見てみますと、
ピーク時から比較するとMAUこそ減少傾向にありますが、
課金率は安定的な推移を見せていることがわかります。
また、MAUも一時の減少から考えると一定の下げ止まり感があり、
こちらも安定運用となってきているように思えます。

 

これからのパズドラ

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「“国民的ゲーム”から”国民的キャラクター”へ」をテーマに進行していくとの発表がありました。

 

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ガンホーは2016年の7月にニンテンドー3DS専用のゲームソフト「パズドラクロス」をリリースしていますが、
時期を同じくしてテレビ東京系でTVアニメを放送。
キッズ層の視聴率が好調なようで、第2期の放送が開始されるとのこと。
連動したホビー展開も行っておりますが、販売が順調なようです。

 

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また、リアルイベントも多数行っています。
会場限定のダンジョンの配布等を行うなど、
ユーザー参加型のイベントとして全国各地で盛況を博しております。
あくまで感覚ですが、「パズドラレーダー」や「パズドラクロス」が登場して以降、
こうした体験型のイベントの開催が増えたように思えます。

 

”パズドラ自体も進化し続けている”
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派生した展開だけでなく「パズドラ」自体も進化し続けています。
マルチプレイやトレード機能、対戦モードなど機能追加を行うとのこと。
マルチプレイは1年半前の2015年12月に2人での協力プレイが可能になりましたが、
2017年3月に3人での協力プレイが可能となっています。

 

市場の変化に合わせ今後のゲーム開発に変化も

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先日のエントリーでも書きましたが、今後のゲーム配信に変化が出てきています。
日本のスマホゲーム市場の成熟化を受け、日本発のゲーム開発からグローバル配信を前提とした開発に
変更を行うとの旨を発表しております。
日本のスマホゲーム市場の中における超ビッグタイトルを保有し、
長期に渡って市場の流れを経験しているからこその発表といっても良いと思います。

 
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現在展開中のPS4専用ゲーム「LET IT DIE」は先駆けてグローバル展開を行い、
2017年2月に全世界累計200万ダウンロードを突破しています。
勢いそのままに、3月にはアメリカでテレビCMを開始するなどプロモーションも積極的に展開、
同じく3月に対応言語も繁体字中国語・韓国語への対応を完了しています。

 

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そんなスマホゲームだけにとどまらないガンホー。
今後のゲーム配信の考え方として、世界展開を前提とした「オリジナルタイトル」と、
「他社開発・他社IPを活用したタイトル」の2軸を発表。
「パズドラ」を保有しながらも、次の大きなヒット・大きな柱を作るためにガンホー自身も変化してきております。

 
”新作パイプラインが10本控えている”
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新作はパイプラインが10本走っているとのこと。
ガンホーはスマホゲームだけでなく、家庭用ゲーム機向けも開発。
また、新分野としてVRへの参入も見据えており、今後の新作が楽しみなところ。

主力タイトル「パズドラ」が5周年を迎えたガンホー。
まだまだ大きい数字を残しておりますが、変革の時を迎えております。
”変化”が現れる この先の展開からますます目が離せなくなりそうです。