【スマホゲーム企業動向】「AbemaTV」でのアニメ化も続々と…サイバーエージェントのゲーム事業における自社プロダクトを絡めた動向を探る

absuke absuke
2017/05/29 (Mon)
スマホゲーム集客


【スマホゲーム企業動向】「AbemaTV」でのアニメ化も続々と…サイバーエージェントのゲーム事業における自社プロダクトを絡めた動向を探る

Cygamesを中心に構成されるサイバーエージェントの
ゲーム事業の動向にフォーカスしてみたいと思います。
「グランブルーファンタジー」や「Shadowverse」など、
ヒットタイトルを多数運営する同社の強みを活かした展開を探りたいと思います。

 

全体進捗は引き続き好調

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<サイバーエージェント ゲーム事業2017年9月期2Q>
売上高:358億円(前年同期比+29.6%)
営業利益:79億1,000万円(同+14.1%)
営業利益率:22.0%
※2Q単体

まずは数字面から見ていきます。
売上に関しては、堅調に推移し過去最高の358億円を記録
この1年、毎Qしっかりと右肩伸長してきています。
営業利益も伸びまして、史上3番目の79.1億円を記録しています。
引き続き好調といえそうです。

 
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いつも決算資料に出てくるお馴染みのグラフ。
「グランブルーファンタジー」や「Shadowverse」「戦国炎舞」といった、
主力タイトルは、引き続きランキング上位を維持しており業績好調の好因となっています。
そして、今回新たに、1つ主力タイトルが増えております。

 

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3月にリリースした、子会社Craft Eggとブシロードとの共同タイトルの、
リズム&アドベンチャーゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」です。
提供開始41日で200万DLを突破するなど躍進し、早々にランキング上位まで躍り出ました。
数字貢献という意味では、ここからが本番になるかと思いますので、
さらなる業績拡大へ一役買いそうです。

 

AbemaTVを活用した施策

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https://abema.tv/channels/new-anime/slots/8oCwmgqbZiQ12X

 
そんな「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」、
リリース前からさまざまな施策を実施しています。
その一つが「AbemaTV」での発表会。

元々、ゲームの元となっているアニメ「BanG Dream!」が
AbemaTVでの地上波先行独占配信だったこともあり、
本ゲームの発表会も2月にAbemaTV独占生中継で行っています。
もちろん、この施策だけではありませんが、
結果的に事前登録は50万件を超えた実績を残しております。
こうしたAbemaTVを活かした施策が出来る点は、
サイバーエージェントおよびグループ会社において大きな強みといえると思います。

 

自社で放送局を持つ強み

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▲サイバーエージェント2017年9月期2Q決算説明会資料から

サイバーエージェントとして最注力プロダクトといえる「AbemaTV」。
4月11日で開局1周年を迎えた、現状のスペックを整理してみたいと思います。

◆主な指標
DL数:1600万件
MAU:約750万人
WAU:411万人

視聴の年齢層としては、25-34歳や18-24歳あたりの層が多いようです。
まだ開局1年ですが、大きなユーザー数を誇っているといえると思います。
こうした強力な自社プロダクトを持っているというのは、
自社のゲーム事業においても大きな強みで、それが放送ということで、
なかなか他社が持ち合わせないものでもあるため、価値が高いように思えます。

 
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https://bang-dream.bushimo.jp/499/

先述した「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」におけるAbemaTVを絡めたキャンペーン。
こういったものも行うことが出来ますね。
”ゲーム×SNS×放送”という取組みがユーザーの活性化に大いに繋がるものと思います。

 

アニメ化の動きが加速する中での役割

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▲サイバーエージェント2017年9月期2Q決算説明会資料から

そんなAbemaTVを、ゲーム事業として活用しているのがオリジナルIPにおけるアニメ化。
Cygamesやジークレストが提供する主力タイトルにてアニメが放送されています。
「神撃のバハムート」に関しては、AbemaTVで放送されていませんが、一部放送局で放送しています。

 

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http://anime.granbluefantasy.jp/onair/

「グランブルーファンタジー ジ・アニメーション」
4月1日より「AbemaTV」ほか複数の放送局にて放送開始。

 

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http://short.yume-100.com/onair/

「夢王国と眠れる100人の王子様 ショート」3月25日より「AbemaTV」や公式HPにて放送開始。

 
上記のように、自社オリジナルのタイトルをアニメ化し、
AbemaTVで放送されており、ランディング強化だけでなく、
ブランド価値の向上にも繋がる動きが見て取れます。
近年、YouTubeといった自社外のプラットフォームにアニメを出す動きが散見されますが、
自社プラットフォームで出せることは、コントロールも効きやすく、
大きなプラスであることは間違いないかと思います。
また、Cygamesに関していうと、アニメーションの企画・制作会社の「CygamesPictures」や、
アニメーション美術画創作等の「草薙」を子会社で抱えており、
アニメ周りの動きも自社で取れる体制となっています。
このように、放送局も含め自社完結で施策が出来る点は大きいですね。

 

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全体の動きとしては、3Q以降も5本のリリースを予定しており、
続々とゲームが登場してきます。
既存も含め、今後の自社プロダクトを活用した動きが更に強化されるかもしれません。
他社にはないユニークな動きが沢山出てくることを期待したいと思います。